Tuesday, August 27, 2019

中小企業研究ワークショップ2019

2019年8月25日、中小企業研究国際協議会日本委員会の「中小企業研究ワークショップ2019」が熱海で開催され、「シェアリングエコノミーと中小企業:中国と日本の比較」と題する報告を行いました。司会の寺岡寛先生、コメンテーターの港徹雄先生から有益なアドバイスを頂戴しました。
フロアから地域研究の存在意義を問う辛辣な意見があり、回答に窮しましたが、今後はすらっと開き直れるような回答を用意しておこうと思います。

比較経済体制研究会

2019年8月24日、神奈川大学にて比較経済体制研究会の38回夏季研究大会技術覇権競争からみた米中貿易戦争」というセッションが開催されました。私は「中国における移動通信技術の発展:2Gから5Gまで」と題する報告を行いました。
アメリカのトランプ政権がまさに異様な執着心を持って中国を叩いており、なかんずく華為技術を叩いているわけです。1990年代まではそもそも自国ブランドの携帯電話さえなかった中国が、20年で移動通信技術において世界の覇を争うようになったのはどうしてなのか。日本ではそもそも中国(華為)が世界トップになった事実さえフェイクではないかと考えている人も多いと思います。
私は1990年代の2G(第2世代)から5Gまでの移動通信技術の発展を跡付け、そのなかで中国が単に技術を使うだけの国から自ら開発する国へと発展してきたさまを発表しました。一言で言えば頑張ったからトップになったということですし、もちろん自国市場の大きさが有利に働いていることも確かです。
同時に、2000年代前半までは世界の先端を歩んでいたはずの日本勢が没落していったのですが、それは多分に「策に溺れた」面があることを指摘しました。結局、ハイテク製品だって安くてパフォーマンスがいいこと(だけ)が重要です。日本市場は通信事業者の寡占による歪みがあり、本来最も高価なiPhoneが最も安いという歪んだ世界です。ホームでまともな価格競争の環境にない日本企業が海外市場でまるで振るわないのも致し方ないです。

SEMI Japan マーケットアップデート

2019年8月22日、半導体材料や製造装置の業界団体であるSEMIのマーケットアップデート「中国半導体産業と米中貿易摩擦解説」というイベントが市谷の私学会館で開催され、私は「中国製造2025と中国ハイテク産業の展望」と題する報告を行いました。

Institute for New Economic Thinking, Young Scholar Initiative, Asian Convening

From August 12th to 14th, The Asian Convening of the Young Scholar Initiative, Institute for New Economic Thinking was held at the Economics and Business University of Vietnam National University, Hanói.
I attended two Roundtables and presented my views on China's industrial policy and China's impact on other emerging economies.
As one of the mentors of the conference, I made comments on the wonderful presentations by Mohammad Abdul Matin Chowdhury, Aneesha Chitgupi, Elaheh Afruz Kelardehi, Saleem Khan,
Roswitha Trappe, Jongryong Park, and Yee Lok Wong.

日比谷図書文化館の講座第2回

2019年8月1日、日比谷図書文化館の講座「これだけは知っておきたい中国経済20192回が開催され、「中国ハイテク産業の現状と展望」について話しました。