新疆のウイグル族の人権をめぐる2つの論考

アメリカでバイデン政権が成立してから、中国国内の人権問題をアメリカが責めることが多くなり、それを理由に制裁なども行われている。

香港における民主派の弾圧について私は中国に弁解の余地はないと思うが、新疆については実情をよく理解しないまま、新疆綿の追放といった極端な対策を主張する人が多い。なかには綿花が工場で作られていると思い込んでいるようなジャーナリストもいる。

新疆におけるさまざまな人権侵害（裁判を経ない長期間の拘束や投獄、不妊手術の強制、宗教活動の制約）が起きているのは事実だと思うが、他方で大勢のウイグル族や漢族の人々が普通に生活し、働いている場所であることに対する理解があまりに欠けている。

たとえば、「新疆の綿花畑でウイグル族が強制労働に従事させられている」という説。新疆綿の6割がウイグル族がほとんど働いていない北疆で生産され、その綿摘み作業がほとんど機械化されているということをどの程度意識しているのだろう？　

新疆綿の追放運動を行った場合、ウイグル族を貧困に追いやる可能性が大きいことを運動している人たちはどれほど意識しているのだろうか？

Newsweek日本版のコラムで2回にわたって新疆問題について考察した。

新疆の綿花畑では本当に「強制労働」が行われているのか？

https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2021/04/post-69.php

新疆の人権状況を改善するにはどうしたらよいのか？

https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2021/04/post-70.php

日本国際貿易促進協会講演会

2021年4月21日、ホテルニューオータニにて日本国際貿易促進協会の会員講演会が開かれました。河野洋平会長の挨拶に続き、中国大使館の孔鉉佑大使、外務省の遠藤和也参事官、東京財団の柯隆氏、NTTデータ経営研究所の岡野寿彦氏、そして私の順で、中国の現況についてそれぞれの立場から講演しました。

ボアオ・アジア・フォーラム

2021年4月20日、ボアオ・アジア・フォーラムの分科会の一つ「城市群带动发展：以粤港澳大湾区为例」にパネリストとして参加しました。

司会：博鳌亚洲论坛粤港澳大湾区建设澳门委员会主席梁维特 

基調講演：第十三届全国政协副主席何厚铧 

パネリスト：

香港行政長官　林鄭月娥

中共珠海市委员会市委书记郭永航

澳门经济财政司司长李伟农

中国国际经济关系学会会长李若谷

北京大学国家发展研究院林毅夫教授

と私

CCTV取材

2021年4月16日、ボアオ・アジア・フォーラムで議論するテーマについてCCTVからオンラインで取材がありました。

NHK取材

2021年4月14日、ボアオ・アジア・フォーラムに関してNHKからオンラインで取材がありました。 

Geopolitical Economy Research Group, "China's New Trade Deals"

I have joined the Geopolitical Economy Research Group's online seminar entitled "China's New Trade Deals" on March 28th and expressed my views on Japan's response to the signing of RCEP, China's position on RCEP and CPTPP.

 Geopolitical Economy Research Group - GERG | Facebook

米中技術覇権対立と日本の経済安全保障

 衆議院第2議員会館において「米中技術覇権対立と日本の経済安全保障」と題する講演会が3月23日に開かれ、私は同名の報告を行いました。

日中経済協会・21世紀日中関係展望委員会

 日中経済協会の21世紀日中関係展望委員会が3月22日にオンラインで開かれ、私は「2021年全人代と第14次5カ年計画」と題する報告を行いました。

アジア政経学会・定例研究会

 アジア政経学会の定例研究会が3月13日にオンラインで開催され、私は阮玉玲会員の「中国製造業企業における市場競争、産業政策と特許出願行動」にコメントをしました。

平和的にナンバーワンになることが中国にとって最重要

『人民中国』のウェブサイトで2021年3月11日、私の中国全人代に関するコメントが公開されました。タイトルは「平和的にナンバーワンになることが中国にとって最重要」です。

 http://www.peoplechina.com.cn/tjk/lh/lh2021/ttxw/202103/t20210311_800239940.html

对于中国来说最重要的是如何和平地成为No.1

2021年3月11日，在《人民中国》网站上，刊登了我对中国全国人大的评论，题为《对于中国来说最重要的是如何和平地成为No.1》

 https://mp.weixin.qq.com/s/YWsdIEIj2RDed62YodZtnw

戦争の危機と重要施設の移転：日中の比較史

東京大学社研・危機管理学国際班の合評会が2021年3月3日にオンラインで開催され、私は「戦争の危機と重要施設の移転：日中の比較史」というタイトルで発表しました。 

『人民日報』「日中貿易が安定的に成長」

 2021年2月9日付『人民日報』で「日中貿易が安定的に成長」というタイトルの記事が掲載され、私のコメントが引用されました。

危機対応学・合評会

東京大学社会科学研究所で『危機対応学』全4巻の本の刊行を記念したオンラインの合評会が2月12日、13日に開催されました。私は13日に「危機の元凶は中国か：後日談」と題する発表を行いました。 

シンポジウム「日本・アジア学の歩みと展望－－過去・現在・未来」

 2021年2月11日、東京大学ASNETの終了を記念するオンラインシンポジウム「日本・アジア学の歩みと展望－－過去・現在・未来」がありました。私は「日中関係から米中戦略競争へ」と題する報告を行いました。ASNETの授業として2007～2015年のあいだ開講していた「日中関係」を振り返りつつ、当時の日中関係の認識と今日の状況を対比しました。

中国环球时报报道，东京奥运，日本“复兴”的心理支柱

 在2021年2月2日，中国的《环球时报》刊登了题为《东京奥运，日本“复兴”的心理支柱》的报道。文中引用了我的发言。

2nd International Colloquium of Mexican and Japanese Studies

 東大とメキシコ国立自治大学の共催による2nd International Colloquium of Mexican and Japanese Studiesが2021年2月1-3日にオンラインでありました。私は2月2日にExport Restrictions in the Japan-China-U.S. Trilateral Relationshipと題する報告を行いました。

NICE2021

 環日本海経済研究所主催の「北東アジア経済発展国際会議」がオンラインで2021年1月22日にあり、私はChina's Industrial Policy in the 2020sというタイトルの発表を行いました。